ブルーチッパー（2010年生、母ペケジェイ）
Blue Chipper
2010.03.14
ブルーチッパー（2010年3月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「賢い人」。毛色は鹿毛。種牡馬のボーナスフィーバー（当時7歳）と交配したペケジェイが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地12戦5勝2着3回、地方13戦3勝2着2回。2016年のスパーキングレディーカップ(牝Jpn3)で2着に入った他、2016年のマリーンカップ(牝Jpn3)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。
経歴
デビュー前
藤岡健一厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（2013年）
2月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、オレアリアに交わされて1馬身半差の2着となった。
3月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、チャームドヴェールに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
3月23日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュンシャインに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。
5月5日、中5週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。
8月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。
9月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。
11月30日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のショウナンアズサに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
12月23日、中2週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、アサクサポイントにクビ差交わされて2着となった。
4歳（2014年）
1月13日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファーマジェンヌに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
8月16日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の宮崎特別（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルカファインに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦を物にした。
9月20日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のクラージュドールに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。
11月3日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（盛岡ダート1800m 曇/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。
12月3日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（6戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。
5歳（2015年）
5月10日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。
8月19日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイアイレオーネをハナ差だけ差し切って6勝目を獲得した。
10月1日、中5週で迎えた16戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。
11月3日、中4週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦3勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。
12月30日、中7週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて、最後は2着のララベルをアタマ差振り切って7勝目をマークした。
6歳（2016年）
2月24日、中7週で迎えた19戦目は、S3のフジノウェーブ記念（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。
4月13日、中6週で迎えた20戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴィータアレグリアに半馬身交わされて2着となった。
5月25日、中5週で迎えた21戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
7月6日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったホワイトフーガに詰め切れず、2馬身差の2着となった。
8月24日、中6週で迎えた23戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のバーンザワールドを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。
9月19日、中3週で迎えた24戦目は、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。
11月3日、中5週で迎えた25戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn1のJBCレディスクラシック（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。