レオアストリア（2010年生、母アズマタイガー）

レオアストリア（2010年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話の正義の女神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時25歳）と交配したアズマタイガーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は中村和夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方28戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2-6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中博之によって378万円で落札された。

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月20日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

7月20日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月22日、中6週で迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったサポートソングに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、連闘で迎えた6戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、3歳B1-1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったニシノオタフクに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月15日、連闘で迎えた7戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったヒデノモンシェリーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、市川豊馬術一級審判員金沢賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアリストクラットに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、史朗☆純代新婚らぶらぶ記念（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4二（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で桑野等騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったヤマカツヒロインに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた12戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、雪だるままつり特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2014年）

3月25日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

4月1日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C2-5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松戸政也騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の闘争心でゴールまでタレずに走り切り、3着に入り込んだ。

4月29日、中1週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた16戦目は、第五回光彦賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

5月6日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた17戦目は、一般C2 12（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松戸政也騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月11日、連闘で馬体重を前走から7kg戻して迎えた18戦目は、一般C2六（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松戸政也騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のウインドユナチャンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月15日、中2週で迎えた20戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のナムラクレセントを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

6月29日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

7月5日、連闘で迎えた22戦目は、琢郎&千峰子結婚特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた23戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、丸子記念特別（高知ダート800m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキネオスピリットに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

8月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた26戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

10月5日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた27戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（高知ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

10月18日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた28戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎真騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月20日、中4週で迎えた31戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎真騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。