クラウンプライド（2019年生、母エミーズプライド）
Crown Pride
2019.05.04
クラウンプライド（2019年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王冠の誇り」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時13歳）と交配したエミーズプライドが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2022年のチャンピオンズカップ(G1)で2着に入った他、2022年のJBCクラシック(Jpn1)で2着に入る活躍をした。その他にも重賞4勝を挙げた。
経歴
デビュー前
新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2021年）
10月3日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のソルトグリーンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
11月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳1勝クラスのもちの木賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のウェルカムニュースに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
3歳（2022年）
2月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。
3月26日、3歳G2のUAEダービー（アラブ首長国連邦・メイダンダート1900m）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のSummer Is Tomorrowに2馬身3/4の差をつけて重賞初挑戦初制覇を果たした。
5月7日、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のケンタッキーダービー（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズダート2012m）に出走。G1級競走への出走は初となった。20頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。
9月28日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、Jpn2の日本テレビ盃（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたフィールドセンス決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
11月3日、中4週で迎えた7戦目は、Jpn1のJBCクラシック（盛岡ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、テーオーケインズに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
12月4日、中3週で迎えた8戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたジュンライトボルト決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。
4歳（2023年）
2月25日、G1のサウジカップ（サウジアラビア・ジャナドリヤダート1800m）に出走。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。
5着に終わった。
6月28日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、Jpn1の帝王賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、伸びてきたメイショウハリオ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。
9月10日、G3のコリアカップ（大韓民国・ソウルダート1800m）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のグロリアムンディに約10馬身の大差をつけて重賞2勝目を挙げた。
12月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい11着に敗れた。
5歳（2024年）
9着に敗れた。
5月1日、中9週で迎えた15戦目は、Jpn1のかしわ記念（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。
7月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のマーキュリーカップ（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のビヨンドザファザーをハナ差振り切って3つ目の重賞タイトルをつかんだ。