グランドスラマー（1993年生、母フォルトーナ）

グランドスラマー（1993年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時8歳）と交配したフォルトーナが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

12月2日、デビュー戦は吉永護騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

3歳（1996年）

1月14日、中2週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったエーピーファノースに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 雪/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

3月16日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトラックブレーヴから半馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

5月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラフウジンオーに8馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の芦ノ湖特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

4歳（1997年）

1月11日、中4週で迎えた13戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず16着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のランドジェットに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

2月23日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

8月30日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の利尻特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったトーシンアトラスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったシンコウリーダーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月29日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたスイートバミューダ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（1998年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランドジェットを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

1月17日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の初凪賞（中山ダート1800m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた27戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の野島崎特別（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4月11日、連闘で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。