ソーラーインパルス（2009年生、母インフィニータ）

ソーラーインパルス（2009年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「太陽光エネルギー飛行機名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時15歳）と交配したインフィニータが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着2回、地方28戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のセプテンバーフラワー賞(C1以下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、まるとみ冨岡牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノーザンファームによって598.5万円で落札された。

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

10月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 曇/重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

3歳（2012年）

2月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4月7日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエスペランサシチーを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したブライトシチーに半馬身届かず2着に敗北した。

5月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

9月6日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るザカントリーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

10月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

12月2日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（6戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月13日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

3月16日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月18日、中8週で迎えた12戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg減らして迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

8月24日、連闘で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、刮目相待て!三陸は必ず復興する（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた15戦目は、後三年合戦歴史探訪列車レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた16戦目は、白神賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月21日、中1週で迎えた17戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、久慈渓流レース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、須川岳秘水ぶなの恵みレース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた20戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた21戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ムーンストーンレース（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドラゴンオサムに7馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5歳（2014年）

1月12日、中3週で迎えた22戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 雪/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、岩手春の記憶レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンアドーレにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月12日、中1週で迎えた24戦目は、レグルスレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るラプターリオレウスを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月26日、中1週で迎えた25戦目は、田沢湖賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

5月6日、中0週で迎えた26戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ガラパに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月26日、中2週で迎えた27戦目は、北国の春全国大会レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた28戦目は、わかさぎレース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた29戦目は、種山ヶ原レース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた30戦目は、たにもも&ふじポンカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた31戦目は、前沢夏まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた32戦目は、いものこまつりin鶴ヶ池レース（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた33戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた34戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、葛巻まちなか紅葉まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、楽天銀行賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、小岩井純良バター賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた37戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、奥州牛杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したダンストンスリルを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた39戦目は、ゴールデンジョッキーズシリーズ第1戦（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。