アイアムビクトリア（2016年生、母アイアムアクトレス）

アイアムビクトリア（2016年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+『勝利』の意味を持つ人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時8歳）と交配したアイアムアクトレスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。主な勝ち鞍は2021年の音羽川特別(一般C14)。

経歴

デビュー前

奥平雅士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

5月19日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

7月20日、中8週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンカーコに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月22日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゼネラルアダージョに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2020年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

7月19日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

11月15日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

5歳（2021年）

1月24日、中9週で迎えた9戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

1月31日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月24日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったキングリアリティーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、あかね生誕27周年記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルベアモルに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月4日、中1週で迎えた14戦目は、音羽川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキングリアリティーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月21日、中1週で迎えた15戦目は、羽豆岬特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のディレクトゥスをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

6月18日、中1週で迎えた17戦目は、四谷の千枚田特別（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

7月12日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸山真一騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸山真一騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた21戦目は、テンパ-ド協賛と-の誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で丸山真一騎手（10戦3勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

デビュー前

坂口義幸厩舎（名古屋）へ入厩。

9月3日、デビュー戦は丸山真一騎手を鞍上に据えて、祝!水谷拓也成人記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。馬体重は461kg。10頭立ての大外10番ゲートからスタート。競走除外となった。

10月2日、中5週で迎えた22戦目は、加茂飛翔騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヴァイルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた23戦目は、秋涼賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったフィーネに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月5日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 18（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加茂飛翔騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、クラウンヒューモアに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月13日、連闘で迎えた25戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエオウィンに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月5日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は加茂飛翔騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた27戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた28戦目は、初空月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた29戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は加茂飛翔騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた30戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で加茂飛翔騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた31戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で加茂飛翔騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた32戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加茂飛翔騎手（8戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた33戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で加茂飛翔騎手（9戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したキョウエイシンシアを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で加茂飛翔騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で加茂飛翔騎手（11戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

6月18日、中1週で迎えた36戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で加茂飛翔騎手（12戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた37戦目は、佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で加茂飛翔騎手（13戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のアイリステソーロに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月23日、中1週で迎えた38戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で加茂飛翔騎手（14戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた39戦目は、楽天競馬杯ポイント10%還元賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で加茂飛翔騎手（15戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた40戦目は、さがけいば無料ネット新聞うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で加茂飛翔騎手（16戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。