ポルトドール（2020年生、母レクレドール）

ポルトドール（2020年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「金の扉(仏)。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したレクレドールが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地16戦0勝2着2回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年のカトレア賞(C2一)。

経歴

デビュー前

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月6日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

12月25日、中6週で迎えた2戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

3歳（2023年）

1月28日、中4週で迎えた3戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雪/重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンアウローラにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた4戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ネッケツシャチョウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

10月6日、中6週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、カトレア賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンセットベリーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、イーシャに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C1（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた15戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサトノアルペジオに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2024年）

2月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月5日、中6週で迎えた18戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。17頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

8月25日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

9月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って16着に終わった。

2023年8月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。