ダンツヘイロー（2005年生、母ピサノマイセン）

ダンツヘイロー（2005年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時18歳）と交配したピサノマイセンが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は金舛幸夫。戦績は、中央平地4戦1勝、地方29戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金舛幸夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、金舛幸夫から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山元哲二によって315万円で落札された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

10月21日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のドモナラズに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

10月19日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

12月10日、中4週で迎えた4戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、初雪特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

4歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた6戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、梅花特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

3月15日、中4週で迎えた7戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

4月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、マーガレット特別（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月26日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた10戦目は、カーネーション特別（佐賀ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トコナツにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5月31日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、あやめ特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は新原健伸騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

6月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた12戦目は、あじさい特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、なでしこ特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた14戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダッシュオンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、トワイライト・エンブレム賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

8月26日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた16戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

9月1日、連闘で迎えた17戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1三アイ（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、苛烈なペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

9月23日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた19戦目は、西風賞（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のマルノノパールに1馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた20戦目は、烈風スプリント（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のビューテフルレデーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2010年）

1月15日、中4週で迎えた21戦目は、一般B3 C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のコアレスピューマに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

2月15日、中3週で迎えた22戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた23戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、コアレスピューマに交わされて5馬身差の2着となった。

4月12日、中4週で迎えた24戦目は、桜波スプリント（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、タッチブライトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森下博騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。

5月3日、中0週で迎えた26戦目は、閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で森下博騎手（7戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、コアレスピューマに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月7日、中4週で迎えた27戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森下博騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコアレスピューマに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

8月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた28戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森下博騎手（9戦3勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた29戦目は、船橋オータムダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森下博騎手（10戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

11月3日、中5週で迎えた30戦目は、千葉ロッテマリーンズ盃（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2011年）

2月21日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

6月20日、約4か月の休み明けで迎えた32戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。