ニホンピロテクノ（1986年生、母ミスオーハヤブサ）

ニホンピロテクノ（1986年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したミスオーハヤブサが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方39戦3勝2着8回。主な勝ち鞍は1991年のりんどう賞(C)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

6月25日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/不良）に出走。馬体重は536kg。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月23日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた4戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月28日、連闘で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入った。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1990年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg絞って迎えた9戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月16日、中4週で迎えた10戦目は、川口道助騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1991年）

1月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた11戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンハピネスから2馬身半差の2着となった。

2月3日、中2週で迎えた12戦目は、橋本幸次郎騎手を鞍上に迎えて、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンハピネスからクビ差の2着となった。

2月11日、連闘で迎えた13戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川口道助騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のリードコスモに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月24日、中3週で迎えた15戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンハピネスからアタマ差の2着に甘んじた。

4月14日、中2週で迎えた16戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川口道助騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったニックエンペラーからクビ差の2着に甘んじた。

5月5日、中2週で迎えた17戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のニックエンペラーに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月14日、連闘で迎えた18戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本幸次郎騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は川口道助騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイビンアイリスに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月24日、中3週で迎えた20戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイビンアイリスから1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（1992年）

2月2日、約7か月半の休養明けで迎えた21戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川口道助騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた22戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた23戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川口道助騎手（8戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた24戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（9戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月13日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた26戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は川口道助騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた27戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（11戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた28戦目は、吉田隆三騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月22日、中2週で迎えた29戦目は、頼本盛行騎手を鞍上に迎えて、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた30戦目は、フエニツクス特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は川口道助騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた31戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（1993年）

1月1日、中0週で迎えた32戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川口道助騎手（14戦2勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた33戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川口道助騎手（15戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた34戦目は、つばき特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川口道助騎手（16戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた35戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は牧野孝光騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた36戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川口道助騎手（17戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた37戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川口道助騎手（18戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイイチノカミから1馬身半差の2着に敗北した。

4月13日、中1週で迎えた38戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川口道助騎手（19戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったエーコーホリスキーからハナ差の2着に甘んじた。

5月3日、中2週で迎えた39戦目は、KAB熊本朝日放送特別（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川口道助騎手（20戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた40戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川口道助騎手（21戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた41戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で川口道助騎手（22戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川口道助騎手（23戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィステリアキングから7馬身差の2着となった。

8歳（1994年）

1月28日、約7か月の休み明けで迎えた43戦目は、和田正美騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた44戦目は、矢ケ部徹騎手を鞍上に迎えて、一般C（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた45戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた46戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本幸次郎騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた47戦目は、一般C（荒尾ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は川口道助騎手（24戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。