フサイチサルサ（2003年生、母フサイチディコルサ）

フサイチサルサ（2003年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ラテン音楽」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフサイチコンコルド（当時10歳）と交配したフサイチディコルサが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）天羽牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方38戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上D1三。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

1月9日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

2月19日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

4月30日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

6月24日、中7週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2007年）

1月5日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、渡瀬和幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

2月22日、中0週で迎えた10戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上D7三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したニットウワカバを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

4月4日、中1週で迎えた12戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D7一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のエサオマンを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4月19日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチェリーサウンドに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノフラッシュに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上D1三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上D1三（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルケイセンカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したカルストンソロンオを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月27日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上C7一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月8日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったタガノアストロジアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着を確保した。

12月5日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したニホンピロコフレを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月30日、中0週で迎えた27戦目は、3歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

5歳（2008年）

1月9日、中0週で迎えた28戦目は、4歳以上C5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたキーポジション決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月8日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた30戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C6三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は安原勝久騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5月6日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた34戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は安原勝久騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安原勝久騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6月12日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた36戦目は、4歳以上D1三（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安原勝久騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上D1三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安原勝久騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上D1三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（9戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったトーエイシャークに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた39戦目は、ひまわり特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（10戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったトーエイシャークに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月3日、中1週で迎えた41戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安原勝久騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモセレナードにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（12戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は安原勝久騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は木村健騎手（13戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。