トーセンワープ（2010年生、母ピンロックリー）

トーセンワープ（2010年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ひずみ、ゆがみ」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時8歳）と交配したピンロックリーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）エスティファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

8月5日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したローザズカレッジに半馬身届かず2着となった。

10月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカフェリュウジンを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月23日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

3歳（2013年）

3月3日、中9週で迎えた5戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

6月9日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

12月23日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（6戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

2月24日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

3月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って18着に終わった。

4月27日、中4週で迎えた13戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の川俣特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、シンボリジャズに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボーイフレンドに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

6月8日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のフェスティヴイェルに4馬身の差をつけて3勝目を収める

6月22日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の芦ノ湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

8月9日、中6週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

11月22日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（6戦2勝）。17頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の負けん性を発揮してどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

5歳（2015年）

1月17日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、リードを2馬身以上保って、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4月4日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月31日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原隆一騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原隆一騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。