フェスティヴイェル（2011年生、母マクシマール）

フェスティヴイェル（2011年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋応援」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時12歳）と交配したマクシマールが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地29戦5勝2着7回、地方6戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の2016ワールドオールスタージョッキーズ第2戦(1600万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、上水牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、臼井義太郎によって388.5万円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

3歳（2014年）

1月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイソレーションにクビ差届かず2着となった。

2月10日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフクノブリューナクに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

4月5日、中7週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったハギノハイブリッドにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下の夏木立賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトーセンワープに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

8月24日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の出雲崎特別（新潟芝2400m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るエルヴィスバローズを上がり1位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月27日、中4週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の悠久山特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したスズカヴァンガードを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月26日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月22日、中3週で迎えた12戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

12月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したメジャープレゼンスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2015年）

1月25日、中6週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したタガノレイヨネにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月21日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では少しずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のロードエフォールをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

4月26日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の府中ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

9月26日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

10月24日、中3週で迎えた19戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったトルークマクトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月21日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5歳（2016年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のソルプレーサに2馬身の差をつけて優勝

3月21日、中2週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4月30日、中5週で迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1600万下の丹沢ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく11着に敗れた。

8月27日、約3か月の休み明けで迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の2016ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のウインフェニックスを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月6日、中9週で迎えた26戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（8戦2勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月18日、中5週で迎えた27戦目は、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

6歳（2017年）

1月28日、中5週で迎えた28戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（10戦2勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（11戦2勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン卯月杯（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4月20日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、’17ブリリアントカップ（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた32戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた33戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの短夜賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、千葉ダートマイル（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月3日、中4週で迎えた35戦目は、Jpn1のJBCクラシック（大井ダート2000m 晴/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。