ヤマタケジャイアン（2013年生、母トシザサンサン）

ヤマタケジャイアン（2013年3月20日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は芦毛。種牡馬のジャイアントレッカー（当時11歳）と交配したトシザサンサンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河小林牧場。2018年のサラ系障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦河小林牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

7月4日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず12着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

10月31日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岩部純二騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3歳（2016年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた9戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月4日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、JBC川崎まであと2日（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月17日、中1週で迎えた17戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアポロリュウセイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったゴーフォワードに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハギノレイラニに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

4歳（2017年）

3月2日、中9週で迎えた20戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァルディスーザをハナ差振り切って勝利をモノにする

4月29日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩部純二騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（8戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

9月18日、中7週で迎えた26戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。11着に終わった。

11月4日、中6週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノアーバニティをハナ差制して勝利を手に入れた。

12月9日、中4週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2018年）

1月20日、中5週で迎えた29戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（3戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

3月17日、中7週で迎えた30戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、サラ系障害4歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月7日、中2週で迎えた31戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月7日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた33戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた34戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

11月3日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた35戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（7戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた36戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6歳（2019年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた37戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（9戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（10戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（11戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月5日、中7週で迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小野寺祐太騎手（12戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた42戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた43戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2020年）

2月29日、約3か月の休養明けで迎えた44戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野翔騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。13着に終わった。

4月4日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた45戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野翔騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。