タガノアーバニティ（2013年生、母ウインディアナ）

タガノアーバニティ（2013年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋都会風」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時13歳）と交配したウインディアナが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地19戦1勝、中央障害8戦1勝2着3回、地方1戦0勝。2018年のサラ系障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月25日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた2戦目は、A.アッゼニ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3歳（2016年）

2月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた7戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るミュゼリバイアサンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

8月21日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で国分恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月29日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/不良）に出走。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

4歳（2017年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた13戦目は、夢前川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月19日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた16戦目は、三津谷隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三津谷隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた19戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三津谷隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月9日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた21戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサムライフォンテンからクビ差の2着となった。

11月4日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマタケジャイアンからハナ差の2着に甘んじた。

12月9日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2018年）

2月4日、中7週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は林満明騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダンツプリウスに1馬身1/4の差をつけてファンの支持に応えた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月31日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた26戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月12日、中5週で迎えた27戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月14日、中8週で迎えた28戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメイショウヤエヤマから3/4馬身差の2着となった。