フジコ（2001年生、母フジケンタカネ）

フジコ（2001年4月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「女性名」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時12歳）と交配したフジケンタカネが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方22戦1勝2着5回。2003年のタイキブリザード賞で2着に入った他、2003年のウィナーズチャレンジで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

久保旭厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2003年）

5月6日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のグーリンマイルに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月24日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノチャンスから1馬身半差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた3戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのタイキブリザード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーゴンコウテイから1馬身半差の2着に敗北した。

8月19日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのナリタトップロード賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた8戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のなでしこ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

12月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3歳（2004年）

2月4日、中8週で迎えた10戦目は、甲斐年光騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月21日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた11戦目は、久保勇騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月7日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は久保勇騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた14戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

12月24日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は久保勇騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月28日、中4週で迎えた16戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保勇騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた17戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は野崎武司騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

4月21日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったカレンダーガールにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したフリートウインドを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

6月13日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トウカイタイヨウに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。