スマートダイレクト（2005年生、母Mount Helena）

スマートダイレクト（2005年4月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋一直線」。毛色は鹿毛。種牡馬のQuiet American（当時19歳）と交配したMount Helenaが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝2着2回、地方16戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般B7。

経歴

デビュー前

飯田雄三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月16日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシルクビッグタイムに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

3歳（2008年）

1月5日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったアンクルトップにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

3月19日、約10か月の休養明けで迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のクールに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月27日、連闘で迎えた5戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスターバーストに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったヴァーツラフに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサザンジュエリーに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

6月1日、中3週で迎えた8戦目は、双子座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ハンティングデールに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマンダレーに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2010年）

3月1日、約8か月の休養明けで迎えた10戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、JA愛知西農産物安全安心杯（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月24日、連闘で迎えた12戦目は、一般B5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた13戦目は、一般B9（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた14戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスリーラジアルに2馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

6月1日、中1週で迎えた15戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、双子座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた17戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦5勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般B7（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（12戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドクタークリスに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月29日、中1週で迎えた19戦目は、あいちの新米コシヒカリカップ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。