インザエア（2007年生、母アラートディザイア）

インザエア（2007年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したアラートディザイアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。戦績は、地方32戦4勝2着3回。2010年のロータスクラウン賞(KJ2)に勝利した他、2010年の玄界灘特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

6月11日、デビュー戦は桜井拓章騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るモエレジャンを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

7月14日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのシニスターミニスター賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月26日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのスタチューオブリバティ賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦1勝）。6頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

11月4日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したピースオブキングを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた8戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の福寿草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

3月1日、中5週で迎えた10戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

4月5日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4月12日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月31日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したリバースゼロにハナ差届かず2着に惜敗した。

6月27日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野毅騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の白百合特別（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高野毅騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた17戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゆうがお特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月29日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた18戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

9月26日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた19戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳KJ2のロータスクラウン賞（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンツウォッチを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

10月10日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A3 B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、玄界灘特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレエトワールに1馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、KJ1の九州大賞典（佐賀ダート2500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた23戦目は、長崎街道小田宿賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、BAOO宇部協賛（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2011年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、門松特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた26戦目は、エトワールカップ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックバニヤンを上がり1位の末脚で半馬身差し切って優勝

2月20日、中4週で迎えた27戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた28戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、すみれ特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったデュナメスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月17日、中4週で迎えた29戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、六角川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた30戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、周防灘特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた31戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、北山湖特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。