ヤマタケカントウ（2011年生、母ラストドーター）

ヤマタケカントウ（2011年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋敢闘」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したラストドーターが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三枝牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の一般C2四。

経歴

デビュー前

萱野浩二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月25日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

12月15日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2014年）

1月18日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

3月15日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた5戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩部純二騎手（7戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

8月19日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

9月20日、中4週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた11戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったサンファーゴに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のフルオブチャームを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2015年）

3月22日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた13戦目は、奥州商工会議所杯（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサマーブルーヘブンに9馬身の差をつけて休養明け初戦を物にした。

3月29日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたウエスタンブラボー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のキタノスマイルに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2三四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（5戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、アーノルドツヨシに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（6戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

4月27日、連闘で迎えた18戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザッツフェイマスに6馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

5月11日、連闘で迎えた20戦目は、ピンクダイアモンド（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

5月18日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい5着に敗れた。

6月29日、中5週で迎えた22戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。