ウエスタントーヨー（1987年生、母ウエスタンロペス）

ウエスタントーヨー（1987年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のウエスタンジョージ（当時11歳）と交配したウエスタンロペスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）田淵牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のれんげ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

3月10日、デビュー戦は柿元嘉和騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、インテリジェントにクビ差交わされて2着となった。

3月18日、連闘で迎えた2戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中京芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のラッキーデイに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月31日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンツビューティを別次元の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

5月13日、中5週で迎えた4戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って17着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳900万下の白藤ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月2日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、シリウスステークス（中京芝1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の室町特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は西浦勝一騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

4歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の初夢賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は西園正都騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

8月4日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。