ウインスピリタス（2016年生、母イルドロール）

ウインスピリタス（2016年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+スピリタス(ポーランド産の酒の一種)」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時17歳）と交配したイルドロールが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は神垣道弘。主な勝ち鞍は2020年の八幡特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は菱田裕二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のロードワンダーに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳オープンのすずらん賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3歳（2019年）

2月16日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

4月13日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月29日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（5戦1勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に敗れた。

4歳（2020年）

1月26日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの八幡特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（6戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウナスカに2馬身半の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。

2月22日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（7戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

4月26日、中8週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの米沢特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菱田裕二騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

6月7日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菱田裕二騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月26日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

5歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に敗れた。

2月27日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた15戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの豊中特別（阪神芝1200m 曇/重）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月2日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた17戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月17日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦0勝）。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

12月26日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

6歳（2022年）

2月26日、中8週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた25戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの摂津特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの山陽特別（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、メイショウホシアイに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中7週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

10月15日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

12月25日、中7週で迎えた31戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

7歳（2023年）

2月25日、中8週で迎えた32戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた33戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの岡崎特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月17日、中4週で迎えた34戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬で金沢特産品を当てよう特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた35戦目は、のとキリフェスに行こう特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のクールシャインに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月16日、中1週で迎えた36戦目は、金沢城賞勝クラス（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた37戦目は、楽天ポイントでネット投票特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のマカベウスを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

6月20日、中2週で迎えた38戦目は、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田知弘久騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた39戦目は、七尾港まつり賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田知弘久騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

8月14日、中5週で迎えた40戦目は、スマホからポイントで投票!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田知弘久騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

9月24日、中5週で迎えた41戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、ポイントで馬券を買える!楽天競馬特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。