ゴールドランチャン（2011年生、母スエヒロオーカン）

ゴールドランチャン（2011年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時11歳）と交配したスエヒロオーカンが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、地方18戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の昇竜スプリント。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白井明雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

国信満厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

7月30日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は452kg。6頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったビービーキャンディに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず10着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた3戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のフジノダイヤを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では渾身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のミネサランチェゴを3/4馬身振り切って断然人気に応えた。

10月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦のトパーズ特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったイエスアイキャンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

12月16日、中4週で迎えた7戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセイントコレクターを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3歳（2014年）

1月10日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳戦の水仙賞（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のイエスアイキャンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

1月29日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のガーネットフラワー賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のサカメン杯（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったユキドリに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦2勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリシャールサーバーを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目をマークした。

5月6日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳戦のあやめ賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月17日、中5週で迎えた14戦目は、八犬伝スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で沢田龍哉騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、伸びてきたムービングライト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月3日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で沢田龍哉騎手（10戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で沢田龍哉騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。