リシャールサーバー（2011年生、母マキハタサーバー）

リシャールサーバー（2011年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時8歳）と交配したマキハタサーバーが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、地方41戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の飛脚スプリント。

経歴

デビュー前

6歳のとき、槇本牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

8月14日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は492kg。5頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた2戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、カネマサパートナーに交わされて4馬身差の2着となった。

9月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニュートリノビームに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ベストポジションにクビ差交わされて2着となった。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサイショクケンビに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2014年）

1月6日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のフジノピューマに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

1月15日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のモルフェピースに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月20日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えて、最後は2着のウルフマンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を取り切り、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、ゴールドランチャンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月23日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた12戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5月22日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた13戦目は、3歳戦のふたご座特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳戦のパール特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り4着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のフェデリーニに1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月10日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ミヤリサンラビリーに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月24日、中1週で迎えた17戦目は、ハッカ生産日本一滝上特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1000m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、レッドペリグリンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた19戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月16日、中7週で迎えた20戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた21戦目は、亀井洋司騎手を鞍上に迎えて、ひろおサンタメール賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、誘導馬テン太賞（門別ダート1000m 雪/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀井洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、スズカプリオールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月15日、中8週で迎えた23戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた24戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた25戦目は、雷光賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

3月11日、連闘で迎えた26戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた27戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、SPAT4プレミアムポイント賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（8戦3勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のゴールドアスールに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月21日、中1週で迎えた30戦目は、函館羽田線就航10周年記念賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた31戦目は、浜頓別町「スワットン」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は石川倭騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた32戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた33戦目は、室蘭イルカ・鯨ウオッチング特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた34戦目は、ふるさとひだか応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた35戦目は、なかしべつ夏祭り賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた36戦目は、ししゃもとやまべ日高町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた37戦目は、ホクレンパールライス特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阪野学騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は亀井洋司騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた39戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は阪野学騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた41戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。