ベストポジション（2011年生、母ポールポジションⅡ）

ベストポジション（2011年2月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のディープスカイ（当時6歳）と交配したポールポジションⅡが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、地方26戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年の野馬追賞(一般C1三)。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

5月16日、デビュー戦は高野誠毅騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は414kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリスタルレーヴにアタマ差届かず2着に惜敗した。

5月29日、中1週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

7月11日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は高野誠毅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スタンドアウトに半馬身交わされて2着に敗北した。

8月13日、中4週で迎えた4戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアンリエットを豪快な末脚でハナ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

9月4日、中2週で迎えた5戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリシャールサーバーを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアンリエットを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

12月31日、中6週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパツキンに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3歳（2014年）

1月23日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

6月27日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた12戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のウインホイッスルを3/4馬身振り切って久しぶりの実戦を制した。

7月30日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のテラザインパクトを半馬身振り切って6勝目を掴み取った。

8月12日、中1週で迎えた14戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、涼風特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ダイワアズールに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月15日、中4週で迎えた15戦目は、野馬追賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のベストウィッシュに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

10月3日、中2週で迎えた16戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2015年）

2月23日、約5か月の休み明けで迎えた17戦目は、白梅賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は安藤洋一騎手（2戦2勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた18戦目は、爽春賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（3戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた19戦目は、一般B3四 C1四（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスーパーレインボーに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

5月18日、中3週で迎えた20戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤洋一騎手（5戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤洋一騎手（6戦3勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

11月27日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤洋一騎手（7戦3勝）。13頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

12月29日、中4週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

5歳（2016年）

2月8日、中5週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、早春特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた25戦目は、瀬川将輝騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた26戦目は、春風特別（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で瀬川将輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。