サイショクケンビ（2011年生、母スズカララバイ）

サイショクケンビ（2011年3月23日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したスズカララバイが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方40戦2勝2着6回。2014年のパラカ船橋競馬場大駐車場オープン記念(一般C2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

斉藤正弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2013年）

4月24日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスーパーフレッシュチャレンジ競走（門別ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた4戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったエムオーグロリーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダンストンスリルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

8月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた9戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた10戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ドラゴンライダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた12戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は阪野学騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた13戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったリシャールサーバーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

3歳（2014年）

1月1日、中6週で迎えた14戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の2014幕開け賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインフォーマーに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

2月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、3歳戦のチューリップ特別（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6月9日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、フォスフォラスに交わされて3馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ギンザプレストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中2週で迎えた20戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ダイリュウビーナスにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月8日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、3歳戦の芙蓉特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた23戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、長谷特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた24戦目は、パラカ船橋競馬場大駐車場オープン記念（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた25戦目は、神楽月特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の彩たまご賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた27戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、冬木立特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4歳（2015年）

1月3日、中2週で迎えた28戦目は、韋駄天賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた29戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた30戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2四五（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた32戦目は、春風賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

4月13日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた35戦目は、マスター独身貴族引退記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島正太郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月15日、中4週で迎えた36戦目は、オレンジレース（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた37戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月13日、中0週で迎えた38戦目は、一般C2四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

7月22日、連闘で迎えた39戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた40戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。