ハリスンマリー（1990年生、母レインボーホープ）

ハリスンマリー（1990年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイナガリバー（当時7歳）と交配したレインボーホープが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地36戦1勝2着9回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は422kg。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず11着に敗れた。

10月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

11月1日、中1週で迎えた4戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は南井克巳騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月6日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したキョウエイホダカを差し切れず、1馬身差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3歳（1993年）

8月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったケニーキーラーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったポットウィンキーに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったサンゼンクリスタルにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

10月30日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4歳（1994年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月1日、中6週で迎えた17戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャイニングベルを強烈な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

5月14日、連闘で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた20戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた21戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月9日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（5戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（8戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

9月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、4歳以上500万下の漁火特別（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったボールドリッチにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月30日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（10戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（11戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた30戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（12戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、勝ったメモリーライゼにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

5歳（1995年）

1月16日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（13戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったスピードアイリスにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

2月4日、中2週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（14戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

2月18日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田所秀孝騎手（15戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊地昇吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったテイエムシンスターに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月12日、連闘で迎えた36戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルエポックにアタマ差届かず2着に甘んじた。