ハツノセイコー（1989年生、母ジヨウヨウハート）

ハツノセイコー（1989年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラノハイセイコ（当時13歳）と交配したジヨウヨウハートが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方20戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の一般。

経歴

デビュー前

大久保良雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1992年）

1月12日、デビュー戦は柏崎正次騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏崎正次騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月7日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で柏崎正次騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柏崎正次騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月26日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柏崎正次騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブランドエンジェルに交わされて1馬身差の2着となった。

5月24日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柏崎正次騎手（5戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

11月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柏崎正次騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柏崎正次騎手（7戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柏崎正次騎手（8戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4歳（1993年）

1月30日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は10戦連続で柏崎正次騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月7日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で柏崎正次騎手（10戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の筑前特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で柏崎正次騎手（11戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

6月13日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、渡辺正彦騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1420m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングリーダーから4馬身差の2着に敗北した。

6月20日、連闘で迎えた14戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のニチドウタイガーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた15戦目は、一般（盛岡ダート1420m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のミステリードールに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般（盛岡ダート1420m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた17戦目は、伊藤康浩騎手を鞍上に迎えて、グローイングトロフィー（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月2日、中3週で迎えた19戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正彦騎手（5戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のグランドジャガーに1馬身半の差をつけて制した。

10月18日、中1週で迎えた20戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺正彦騎手（6戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルフリートに1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

11月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺正彦騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のシンエイダンサーオに1馬身半の差をつけて制した。

11月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺正彦騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロバリアプリンスから半馬身差の2着に敗北した。

12月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺正彦騎手（9戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた24戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺正彦騎手（10戦5勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアテヨーノスペインからハナ差の2着となった。

5歳（1994年）

1月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺正彦騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月11日、約8か月の休み明けで迎えた26戦目は、一般（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺正彦騎手（12戦5勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた27戦目は、一般（盛岡ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で渡辺正彦騎手（13戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1995年）

9月23日、約11か月半の休み明けで迎えた28戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉淳志騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般（盛岡ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉淳志騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた31戦目は、一般（水沢ダート1420m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で千葉淳志騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた32戦目は、田村光則騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。