パワーファントム（1994年生、母レイズアプランサー）

パワーファントム（1994年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアスワン（当時15歳）と交配したレイズアプランサーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高澤俊雄。戦績は、地方21戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年のかもめ特別(一般A2以下ハンデ)。

経歴

デビュー前

宮園繁厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（1996年）

8月29日、デビュー戦は福岡登騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったトーヨーマリアから7馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福岡登騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で福岡登騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のマンダラハンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

1月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦の春駒特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福岡登騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のキンセンカ特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福岡登騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイエスクロスから1馬身半差の2着となった。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のすみれ特別（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で福岡登騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福岡登騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のヘンリーフォンテンに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、3歳戦のさくら特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で福岡登騎手（7戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。最後は、2着のホワイトウィナーをクビ差制して3勝目をつかんだ。

5月6日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のマリーゴールド特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で福岡登騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパースキーに5馬身の差をつけて制した。

6月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で福岡登騎手（9戦4勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。16着に敗れた。

7月10日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2400m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で福岡登騎手（10戦4勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。15着に終わった。

4歳（1998年）

4月30日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦のメトロポリタン特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で福岡登騎手（11戦4勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月13日、中5週で迎えた13戦目は、星雲特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で福岡登騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のデンタルウイナーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月25日、中1週で迎えた14戦目は、’98フレンドリーサドル特別（2）（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で福岡登騎手（13戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月30日、中4週で迎えた15戦目は、’98フレンドリーサドル特別（3）（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で福岡登騎手（14戦5勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた16戦目は、’98フェイスフルレイン特別（2）（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で福岡登騎手（15戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の瑞星特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で福岡登騎手（16戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイスピードに1馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦のかもめ特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で福岡登騎手（17戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のナスノダーバンに3馬身の差をつけて制した。

11月24日、中8週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の霜月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で福岡登騎手（18戦7勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエイコーブルボンにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7歳（2001年）

1月11日、約26か月の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は20戦連続で福岡登騎手（19戦7勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の初午特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で福岡登騎手（20戦7勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。