シャコーバリアント（1988年生、母クインスパニツシユ）

シャコーバリアント（1988年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルタタン（当時22歳）と交配したクインスパニツシユが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小林牧場。戦績は、中央平地9戦1勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方14戦10勝2着2回。主な勝ち鞍は1994年の秋川特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

柿本政義厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1991年）

1月29日、デビュー戦は柿本政男騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は497kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のトーシンダイヤに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿本政男騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿本政男騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキバサクセスから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（1992年）

2月25日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた4戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿本政男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のホープクレンに2馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

5月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、5歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿本政男騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のサーファーガールに3馬身の差をつけて3勝目を収める

7月11日、中6週で迎えた6戦目は、一般C3一三（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿本政男騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のランランガールに1馬身の差をつけて優勝

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、一般C2三（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で柿本政男騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。12着に敗れた。

5歳（1993年）

5月27日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿本政男騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のシノバクシンに3/4馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で柿本政男騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のシノバクシンに1馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

7月7日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2五（船橋ダート1400m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で柿本政男騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のリズに1馬身の差をつけて7勝目をつかんだ。

8月2日、中3週で迎えた11戦目は、レインボー特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で柿本政男騎手（10戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレーブウィナーから3/4馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中4週で迎えた12戦目は、穂波特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で柿本政男騎手（11戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のプラトーフォンテンに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月22日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で柿本政男騎手（12戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のミスナトルーンに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月19日、中3週で迎えた14戦目は、ゴールドホースシューズ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で柿本政男騎手（13戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシノクインに2馬身の差をつけて制した。

12月5日、中6週で迎えた15戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’93ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

6歳（1994年）

1月5日、中0週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の東雲賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったチャリティーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

1月23日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月2日、中9週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、6着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鹿島特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

5月14日、中3週で迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の金北山特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた22戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の秋川特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルロカビリーに1馬身の差をつけて制した。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、福島テレビ杯（福島芝2000m 雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

10月1日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。