ボンジュールキセキ（2007年生、母パドプロブレム）

ボンジュールキセキ（2007年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したパドプロブレムが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝、地方12戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

根本康広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。馬体重は482kg。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

3歳（2010年）

2月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に敗れた。

3月20日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

4月10日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダーバライルに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月18日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

12月26日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり16着に敗れた。

4歳（2011年）

2月6日、中5週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く最後はプリンセスパトラと並んで10着同着となった。

6月11日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

7月9日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

9月4日、中7週で迎えた10戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

12月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、古宮市太郎邸新築祝（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚を見せたが、勝ったサラマナエイジュンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2012年）

1月2日、中3週で迎えた12戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、祝☆義人&麻衣結婚記念（川崎ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2五六（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着を確保した。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒシダイアナに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

11月5日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、開局40周年記念tvk杯（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のタケデングレーに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

1月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。