エイシンオスカー（1988年生、母ターキッシュローズ）

エイシンオスカー（1988年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時15歳）と交配したターキッシュローズが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）エムエム、ヤマダファーム。戦績は、中央平地30戦3勝2着5回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の姫路特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月5日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスリードラゴンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスイホービートに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

2月2日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したリネンキャッスルを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

6月8日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武豊騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

4歳（1992年）

1月18日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で武豊騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったポートウエストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で武豊騎手（10戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたトーワマサル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月23日、中1週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（11戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニッポーイーグルに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月11日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（12戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のグレンワカタケを半馬身振り切って3勝目を手にした。

12月13日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の矢作川特別（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた16戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に敗れた。

5歳（1993年）

1月17日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月21日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、リュウドラゴンに半馬身交わされて2着となった。

3月6日、中1週で迎えた20戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の淡路特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下のJT賞’93阪神ヤングジョッキーズステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は安田隆行騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下の栂尾特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（15戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田隆行騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月14日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（6戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6歳（1994年）

1月30日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、小屋敷昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

12月5日、約10か月半の休養明けで迎えた31戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。10着に敗れた。