アークヴィクトリア（2019年生、母オートキュイジーヌ）

アークヴィクトリア（2019年1月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+勝者(ラテン語)」。毛色は栗毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時11歳）と交配したオートキュイジーヌが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はスガタ牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C2八。

経歴

デビュー前

当歳のとき、スガタ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、アークフロンティアによって756万円で落札された。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月1日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は446kg。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3歳（2022年）

4月13日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた4戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小野楓馬騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月10日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のオパールカップ（盛岡芝1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月2日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフィエルボワに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月11日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

10月18日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月25日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（7戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のテンエイアースを3/4馬身振り切って優勝

11月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた21戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

デビュー前

当歳のとき、スガタ牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、アークフロンティアによって756万円で落札された。

伊藤和忍厩舎（岩手）へ入厩。

4歳（2023年）

1月3日、中3週で迎えた22戦目は、C1二組（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（10戦2勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、アラリンホルンに交わされて4馬身差の2着となった。

3月11日、中9週で迎えた23戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（11戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

3月19日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（12戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったボーンブレジーヌに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月11日、中2週で迎えた25戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた26戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月23日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた28戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、マコトチガネマルに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（14戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（15戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のラウンシーをアタマ差振り切って雨中の大混戦を制した。

7月31日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた33戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ペルセウス賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

11月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（16戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

11月21日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた35戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

12月19日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木志音騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（17戦3勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（2024年）

3月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（18戦3勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月29日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた39戦目は、一般C1二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（19戦3勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。