スクリーマー（2001年生、母スケアヘッドライン）

スクリーマー（2001年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「新聞などの大見出し　母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したスケアヘッドラインが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地29戦3勝2着7回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

11歳のとき、社台コーポレーションから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ビッグレッドファームによって588万円で落札された。14歳のとき、ビッグレッドファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、石郷岡雅樹によって206.28万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

11月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

3歳（2004年）

1月25日、中6週で迎えた3戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったハセノダンディにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3月7日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったヒカルキセキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月4日、中3週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のセキサンジョオウに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月15日、中5週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

5月30日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

8月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入った。

11月13日、中7週で迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ウインシャルフに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2005年）

1月15日、中5週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

3月13日、中7週で迎えた14戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

4月16日、中4週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったハシルジョウオーに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月14日、中3週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

6月26日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、アイアムアドーターに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったジョウショークインに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中5週で迎えた20戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したサザンシーラを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月5日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のイサミステルスに3馬身半の差をつけて順当に勝利した。

12月7日、中4週で迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

5歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

4月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた25戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

7月2日、中6週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、最後はモンテティアラと並んで3着同着となった。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のキシュウマドンナに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月4日、中5週で迎えた28戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた29戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

6歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい11着に終わった。