ムラマサノメイトー（2006年生、母フェステロマーネ）

ムラマサノメイトー（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「村正の名刀」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコロナドズクエスト（当時11歳）と交配したフェステロマーネが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は岡本昌市。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回、地方13戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のはやぶさ賞(500万下)。

経歴

デビュー前

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

6月22日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月3日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、オキサキサマに交わされて7馬身差の2着となった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のラヴリードリームをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月2日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

12月7日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3歳（2009年）

3月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林淳一騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小林淳一騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアスターエンペラーに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

8月15日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月21日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。16着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の相模湖特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた14戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の神奈川新聞杯（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

4歳（2010年）

5月16日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた17戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、SPAT4賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた20戦目は、三条場外発売所賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

12月21日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

5歳（2011年）

1月12日、中2週で迎えた22戦目は、初春特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月21日、中5週で迎えた23戦目は、疾風スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天与の闘志で諦めることなく走り切り、3着を確保した。

4月22日、中8週で迎えた24戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、クォーツ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ムサシグラスオーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、千葉ロッテマリーンズ盃（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、早見多加志騎手を鞍上に迎えて、ペッパーツリー賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた27戦目は、新涼スプリント（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず最後はギオンゴールドと並んで6着同着となった。

9月20日、中3週で迎えた28戦目は、穂波スプリント（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったロードガバナンスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた29戦目は、ハーベストムーン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。