ラッキーオーシャン（1984年生、母イクワライザー）

ラッキーオーシャン（1984年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のキタノダイオー（当時19歳）と交配したイクワライザーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地7戦2勝2着2回。1987年の京都新聞杯(G2)で3着に入った他、1987年のシンザン記念(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

7月12日、デビュー戦は湯窪幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/不良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で湯窪幸雄騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

11月29日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で湯窪幸雄騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したタケハナホマレを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で湯窪幸雄騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウイークツービートに6馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月21日、連闘で迎えた5戦目は、2歳オープンのシクラメン賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で湯窪幸雄騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオサイチブレベストに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（1987年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で湯窪幸雄騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンアーデンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月18日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で湯窪幸雄騎手（6戦2勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。