ウメノキャロル（2005年生、母ヒロシュガー）

ウメノキャロル（2005年3月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時15歳）と交配したヒロシュガーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方24戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の古代のロマン能登真脇遺跡特別(一般B3一)。

経歴

デビュー前

鈴木勝美厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

2月4日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月13日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた5戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを18番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く17着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた9戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダヒルサヨに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、馬っこパーク・いわて杯（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジェネスサンライズを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月1日、中1週で迎えた11戦目は、猊鼻渓賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた13戦目は、JA江刺種山高原アイス杯（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ツキミデイッパイにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月8日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドリームオブワイを3/4馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4歳（2009年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダークリンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

1月12日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナバラサに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中9週で迎えた18戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキョウエイノーブルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月13日、中2週で迎えた19戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、リーガルマインドに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中1週で迎えた20戦目は、折爪岳レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で阿部英俊騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルスペランザをハナ差振り切って5勝目を挙げた。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2五（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で阿部英俊騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、マリオス20F スカイメトロ杯（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた23戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、釜谷浜・風力発電レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた25戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、十和田市夏祭り花火大会レース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5歳（2010年）

5月23日、約9か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた27戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、ラ・セゾン杯（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るファインラヴを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月2日、中1週で迎えた28戦目は、古代のロマン能登真脇遺跡特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るキングベガロードを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

8月31日、中8週で迎えた29戦目は、吉本いろは生誕100日記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ロマニートウショウに交わされて2馬身差の2着となった。

11月16日、中8週で迎えた31戦目は、ファイト!平山真希記念（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で葛山晃平騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた32戦目は、一般B3二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で葛山晃平騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

12月23日、連闘で迎えた33戦目は、一般B3二（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で葛山晃平騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。