マテリアメディカ（2013年生、母アマノミツルギ）

マテリアメディカ（2013年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時16歳）と交配したアマノミツルギが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷口牧場。戦績は、地方39戦5勝2着2回。2016年の黒潮盃(S2)で3着に入った他、2017年の兵庫サマークイーン賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野義幸厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2015年）

7月21日、デビュー戦は本橋孝太騎手を鞍上に据えて、2歳戦のリアトリスデビュー（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたワイヤトゥワイヤー決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のベイサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエスプリニゴウに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの’15ゴールドジュニアー（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

3歳（2016年）

2月16日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦のベストレイン特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の雪柳特別（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はミスターダヴィンチと並んで2着同着となった。

3月10日、連闘で迎えた7戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のブラッドストーンフラワー賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るリオヴァンクールを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎駿騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

5月26日、中4週で迎えた10戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のすずらん特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリオヴァンクールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は石崎駿騎手（7戦2勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた12戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、天の川特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハニームーンに1馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月27日、中2週で迎えた13戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（8戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモエルデストを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月17日、中2週で迎えた14戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

9月13日、中3週で迎えた15戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月2日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月7日、中4週で迎えた17戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦3勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

4歳（2017年）

5月8日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（10戦3勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた20戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、報知新聞皐月杯（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた21戦目は、’17スパーキングナイトチャレンジ（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（11戦3勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた22戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（12戦3勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジI（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた24戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の兵庫サマークイーン賞（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月27日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（14戦3勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた26戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽秋特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた27戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定Jpn2のレディスプレリュード（大井ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた28戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた29戦目は、川崎ナイター競馬連絡協議会記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月8日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の日刊ゲンダイ賞（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた31戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

5歳（2018年）

6月7日、約5か月半の休み明けで迎えた32戦目は、夏木立賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦の麻綿原特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた34戦目は、牝馬限定Jpn3のスパーキングレディーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小杉亮騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた35戦目は、文月特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小杉亮騎手（6戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた36戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた37戦目は、映画「きらきら眼鏡」特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本現暉騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた38戦目は、牝馬限定のハンデ戦のハートビートレディース（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤本現暉騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

11月6日、中4週で迎えた39戦目は、牝馬限定戦のさざんか賞（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は小杉亮騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。