アトリビュート（2017年生、母ブラックエンブレム）

アトリビュート（2017年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「聖人の象徴物。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時15歳）と交配したブラックエンブレムが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の三国特別(1勝クラス)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額6,000万円（12万×500口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

10月19日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたレディフォリア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

3歳（2020年）

2月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴィオリーナを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

7月26日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

10月25日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンディレクションにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月13日、中6週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北村友一騎手（5戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を披露したが、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村友一騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた9戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの脊振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。

4月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカガジャスティスをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

6月19日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず3着に敗れた。

8月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの宮崎特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったカイザーバローズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの2011メモリアルオルフェーヴルカップ（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したワールドバローズにクビ差届かず2着に惜敗した。

5歳（2022年）

2月20日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

5月1日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの蓬莱峡特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したルースを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月10日、中9週で迎えた17戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのフィリピントロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの五頭連峰特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したルージュラテールを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月30日、中8週で迎えた19戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのレジェンドトレーナーカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月17日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい13着に敗れた。

6歳（2023年）

2月12日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2023年2月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。