クラウンエンジェル（2012年生、母テンシノユメ）

クラウンエンジェル（2012年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使。母名より連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時15歳）と交配したテンシノユメが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山田昇史。戦績は、中央平地8戦0勝、地方17戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の森川海のまちMIYAKO賞(一般B2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山田昇史から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、山田昇史から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野悦三によって126万円で落札された。

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月18日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。17頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では脚を伸ばせず17着に終わった。

3歳（2015年）

4月19日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月8日、中6週で迎えた3戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカリスマサンバゴに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦のグランドクルー賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモチェリッシュに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月13日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のつなぎ温泉御所湖まつり賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたエクソールナーレ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったラブレジェンドに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシグラップジュエルに6馬身の差をつけて3勝目をマークした。

9月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デルマウンライマツにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月14日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサビヌキに2馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のランデックナイトに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、オッズパーク杯（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（5戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のピュアリーズンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた12戦目は、小岩井生乳100%ヨーグルト賞（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリバイヴエンブレムに6馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月21日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい14着に敗れた。

4歳（2016年）

1月11日、中6週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月9日、中9週で迎えた16戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

6月4日、中7週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5歳（2017年）

1月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた19戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

4月1日、中4週で迎えた20戦目は、いわて奥州牛賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（7戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（8戦5勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のイマジンジョンを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた22戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第2（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンスワンキーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた23戦目は、錦秋湖湖水まつり賞（盛岡芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小林凌騎手（9戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、森川海のまちMIYAKO賞（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（10戦6勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリオサリナスに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月10日、中1週で迎えた25戦目は、奥州市国際リニアコライダー賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（11戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に敗れた。