シグラップジュエル（2012年生、母プルメリアチャーム）

シグラップジュエル（2012年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石、大切なもの」。毛色は芦毛。種牡馬のタニノギムレット（当時13歳）と交配したプルメリアチャームが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地5戦0勝、地方34戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

10月18日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3歳（2015年）

1月25日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい16着に終わった。

5月2日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場勇人騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた6戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の藤沢野焼祭賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた7戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C1三（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したカンヌを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月23日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクラウンエンジェルに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルガーデンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったエリーに詰め切れず、約13馬身差の2着に敗北した。

10月4日、連闘で迎えた12戦目は、一関・平泉バルーン賞（盛岡芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（5戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた14戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月16日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、カムヒアに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

12月13日、連闘で迎えた20戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月20日、連闘で迎えた21戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

4歳（2016年）

1月3日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のボンボニエールに2馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

1月11日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

2月5日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた25戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた26戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい9着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

4月8日、連闘で迎えた30戦目は、良一美幸今夜も愛がビッグバン（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて、最後は2着のハネムーンソングをアタマ差振り切って3勝目を手に入れた。

4月22日、中1週で迎えた31戦目は、卯の花特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、鵜飼さん退職記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月20日、中1週で迎えた33戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったダイワゴージャスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

5月27日、連闘で迎えた34戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた35戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で戸部尚実騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた36戦目は、佐藤実絵子誕生日記念（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で戸部尚実騎手（10戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた37戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のビリーヴティアラに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、中0週で迎えた38戦目は、文月特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた39戦目は、一般B12（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。