キョウエイコロナ（1991年生、母キヨウエイシラユキ）

キョウエイコロナ（1991年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のノーパスノーセール（当時9歳）と交配したキヨウエイシラユキが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）インターナシヨナル牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着2回。1993年の小倉3歳ステークス(G3)で2着に入った他、1993年のフェニックス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福島勝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

7月18日、デビュー戦は田島裕和騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のナガラフラッシュに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のダンディロイヤルに5馬身の差をつけて制した。

9月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田島裕和騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったナガラフラッシュを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月23日、中6週で迎えた4戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島裕和騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田島裕和騎手（4戦2勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

12月5日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田島裕和騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

12月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のテレビ東京賞3歳牝馬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田島裕和騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

3歳（1994年）

1月6日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田島裕和騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

10月2日、約9か月の休み明けで迎えた9戦目は、G3のセントウルステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田島裕和騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田島裕和騎手（9戦2勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

4歳（1995年）

5月27日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、摩耶ステークス（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は11戦連続で田島裕和騎手（10戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着を確保した。

7月2日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの東海ステークス（中京ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で田島裕和騎手（11戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月23日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上900万下の天草特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は13戦連続で田島裕和騎手（12戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で田島裕和騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグリーンサンダーに6馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月10日、中3週で迎えた15戦目は、スカイブルーステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田島裕和騎手（14戦3勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ユウトウセイに交わされて4馬身差の2着となった。

9月24日、中1週で迎えた16戦目は、涼秋ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で田島裕和騎手（15戦3勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の太秦ステークス（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で田島裕和騎手（16戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた18戦目は、清水ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で田島裕和騎手（17戦3勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず13着に終わった。