エンデュミオン（2010年生、母シーパティシエール）

エンデュミオン（2010年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話で月の女神セレーネに愛された青年名」。毛色は栗毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時17歳）と交配したシーパティシエールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦7勝2着7回。主な勝ち鞍は2014年の木下智史特別(一般C1-2)。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月23日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は514kg。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

2月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた9戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

4歳（2014年）

1月8日、中0週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松浦聡志騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C3（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦聡志騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したトータルマジックにハナ差届かず2着に惜敗した。

3月5日、中1週で迎えた14戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったヘイブンズギフトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るバトルタイムレスを自慢の末脚で3/4馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

3月23日、連闘で迎えた16戦目は、義久&美樹ご成婚特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のプレシードに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月5日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ネオビバリーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般C3ホ（高知ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永森大智騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るカヤドーモトクンを異次元の末脚でクビ差だけ差し切って圧倒的人気に応えた。

4月19日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で永森大智騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のモルフェキープオフをクビ差振り切って4勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で永森大智騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったワイルドガンズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で永森大智騎手（7戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた22戦目は、龍ちゃん杯特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で永森大智騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、勝ったフォレストピアに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月31日、連闘で迎えた23戦目は、麦秋至特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で永森大智騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったサイモンリッターに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月8日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で永森大智騎手（10戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビューティワンダーを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月14日、連闘で迎えた25戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で永森大智騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で永森大智騎手（12戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサウレクィーンに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月12日、中1週で迎えた27戦目は、吉良川町の町並み特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で永森大智騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた28戦目は、ヒノデマキバオー特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で永森大智騎手（14戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったパラッパラッパーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月16日、中2週で迎えた29戦目は、夜の植物園特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で永森大智騎手（15戦6勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた30戦目は、木下智史特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で永森大智騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るジャイロプレーンを豪脚でクビ差だけ差し切って7勝目を手にした。

9月23日、中2週で迎えた31戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた32戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は永森大智騎手（17戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた33戦目は、北川村不動の滝特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（18戦7勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた34戦目は、風の里公園特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（19戦7勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた35戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、津野山神楽特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。