ヘイブンズギフト（2010年生、母アクロスザヘイブン）

ヘイブンズギフト（2010年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「天国＋贈り物、才能。天国の母から受け継いだ才能」。毛色は栗毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したアクロスザヘイブンが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月24日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2013年）

2月10日、中6週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

7月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

9月21日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に終わった。

12月1日、中9週で迎えた6戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサラマジックに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月14日、中1週で迎えた7戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、高知三菱本店落成特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリノサンタクルスに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた8戦目は、GブライドルT特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2014年）

1月19日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、宿毛市「浜田の泊屋」特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイキミホクイーンに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3-9（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエンデュミオンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月16日、中1週で迎えた13戦目は、香川県馬事協議会特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で西川敏弘騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリノエルヴィスに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で西川敏弘騎手（7戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のトウカイルノンを半馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。

5月4日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、日曜市特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

5月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（8戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシングルマザーに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、ぎぃやん結婚記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（9戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジサイレンスに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

6月15日、中1週で迎えた18戦目は、奈半利町の町並み特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（10戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた19戦目は、鈴木彩美お誕生特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（11戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のゴールドアップに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、室戸岬特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（12戦7勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、安並水車の里特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、カンピオーネロサにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月30日、中1週で迎えた23戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた24戦目は、ファーストキッス特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したビューティワンダーにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月4日、中3週で迎えた25戦目は、ハーフセンチュリ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（13戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月2日、中3週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（14戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、だんご準全国踏破特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1ロ C2イ（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したメイショウアマクサを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（15戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシークレバーに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月20日、中1週で迎えた30戦目は、土佐凧特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、サイキョウアサカゼにクビ差交わされて2着となった。

12月28日、連闘で迎えた31戦目は、馬産地日高協賛特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（16戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ラチャにクビ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2015年）

1月10日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のベラトリックス特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（17戦8勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた33戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

2月17日、連闘で迎えた34戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。