クリノサンタクルス（2010年生、母ニシノフォルテ）

クリノサンタクルス（2010年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アンデス山脈の山名」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時15歳）と交配したニシノフォルテが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は川島正広。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の知床特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川島良一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、川島良一から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、永村侑によって283.5万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

3月30日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

6月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

7月21日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

9月21日、中8週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた4戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ケイアイレーヴェに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月6日、中1週で迎えた5戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイレーヴェに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、高知三菱本店落成特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイブンズギフトに5馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2014年）

1月18日、中4週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3月22日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の熊野特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

7月26日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の北辰特別（札幌芝2000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレッドセインツにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

8月2日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のギブアンドテイクに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月6日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴山雄一騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月4日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の古町特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柴山雄一騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴山雄一騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6歳（2016年）

1月5日、約15か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に終わった。

7月28日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、ひょうご雪姫ポーク特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

8月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、チャオ特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。