ホースメンレディー（2004年生、母ウメノローザ）

ホースメンレディー（2004年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「騎手＋女性」。毛色は鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したウメノローザが19歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地4戦0勝、地方19戦8勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2-13 14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、YSスタッドから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

内藤一雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月8日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は406kg。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

3月17日、中5週で迎えた3戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

6月2日、中6週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のタンポポプリンセスをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

6月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオウシュウコトブキを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモエレミストレスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月29日、中1週で迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエガオニサセテを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って断トツの支持に応えた。

9月10日、中5週で迎えた10戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3四（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイナズマスキャターに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月8日、連闘で迎えた12戦目は、麒麟淡麗<生>杯（盛岡ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るタンポポプリンセスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を掴み取った。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、純情米いわて金札米ササニシキ杯（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（7戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタマノジャガーに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、第2戦オッズパーク賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、中4週で迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のフジマサレインボーをアタマ差振り切って7勝目を掴み取った。

2月1日、中3週で迎えた17戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 12（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月29日、中3週で迎えた18戦目は、一般C2-12 13（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2-13 14（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーセングッジョブを別次元の末脚でアタマ差だけ差し切って8勝目を手にした。

4月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2六七八（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したタイフィエールを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月2日、中1週で迎えた21戦目は、あやめ特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、一般C2十（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた23戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。