ルミリンナ（2017年生、母ミエノプリンプリン）

ルミリンナ（2017年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フィンランドのケミ市で毎年冬季に建てられる雪と氷で造られた城」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時20歳）と交配したミエノプリンプリンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は船越牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般B2。

経歴

デビュー前

YGGオーナーズクラブにてで一口馬主が募集された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月2日、デビュー戦は国分恭介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3歳（2020年）

2月5日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪割草賞（a）（笠松ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では全く伸びず11着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

4月18日、中4週で迎えた5戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったヤマニンガラッシアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月15日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったシャランドールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月7日、連闘で迎えた12戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のスズカジャストに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月31日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハートフルオブラブに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2021年）

3月12日、中9週で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、復興応援ありがとう陸前高田（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

3月22日、中0週で迎えた15戦目は、ブルースピネル賞（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた16戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた17戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したワンドロップを差し切れず、1馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアメイジングロアにクビ差届かず2着に惜敗した。

5月31日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林凌騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のライズブロッサムに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、ゴールドドリーム特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林凌騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、マルカブ賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小林凌騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林凌騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬で岩手競馬LIVE賞（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で小林凌騎手（7戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、メトロポリタン盛岡NEW WING賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小林凌騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドダニエルをクビ差振り切って4勝目を収める

10月13日、中6週で迎えた26戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた27戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2 B1（園田ダート1230m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた28戦目は、但馬牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐々木世麗騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

12月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般B1四（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

2021年12月27日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。