ゴールドケープ（2014年生、母ジュエルオブナイル）

ゴールドケープ（2014年3月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アフリカに生息する蜘蛛の糸で紡いだ金色のケープより。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時7歳）と交配したジュエルオブナイルが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地16戦2勝。2017年のフィリーズレビュー(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

6月19日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた2戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 晴/重）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月23日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月23日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のファンシーアモンをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月5日、中1週で迎えた5戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の白菊賞（京都芝1600m 雨/重）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のディアドラに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、6着を確保した。

3歳（2017年）

3月12日、約3か月の休養明けで迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦1勝）。17頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

11月5日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸山元気騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山元気騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸山元気騎手（6戦1勝）。18頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

4歳（2018年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山元気騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

2月18日、中3週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月15日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下のタイランドカップ（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月1日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に敗れた。

5歳（2019年）

2月9日、中9週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、6着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。