イイデメアリー（1989年生、母エバラトツプレデイ）
Iide Mary
1989.05.12
イイデメアリー（1989年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のミスタージヨージ（当時7歳）と交配したエバラトツプレデイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上 雅規。戦績は、中央平地14戦4勝、地方34戦8勝2着9回。主な勝ち鞍は1991年のアラ系3歳オープン。
経歴
デビュー前
大久保正陽厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（1991年）
6月16日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 晴/不良）に出走。馬体重は396kg。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアキノクインを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
7月28日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
9月22日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入った。
10月13日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のネオアイクに3馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。
10月27日、中1週で迎えた5戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のエイカンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。
11月17日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
12月1日、中1週で迎えた7戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るロングハッピーを上がり1位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をマークした。
12月14日、中1週で迎えた8戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
3歳（1992年）
1月11日、中3週で迎えた9戦目は、銀杯（京都ダート1800m 晴/重）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。
2月2日、中2週で迎えた10戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉芝1800m 晴/稍重）に牝馬ながら52kgの斤量を背負って出走。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。
2月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。
3月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（中京ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。
3月29日、中1週で迎えた13戦目は、河北通騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（中京芝1200m 曇/不良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。
4月11日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳以上オープン（阪神ダート1800m 曇/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。
9月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた15戦目は、迫田清美騎手を鞍上に迎えて、B2イ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。
11月16日、中7週で迎えた16戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。
12月3日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったユウファイブから1馬身半差の2着に敗北した。
4歳（1993年）
1月2日、中3週で迎えた18戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。11着に敗れた。
1月31日、中3週で迎えた19戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。
2月14日、中1週で迎えた20戦目は、松本克幸騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。
2月28日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。
3月14日、中1週で迎えた22戦目は、アラ系一般B2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。
5月5日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。
11月1日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったトキワスターから1馬身半差の2着に敗北した。
11月17日、中1週で迎えた25戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。7着に敗れた。
11月30日、中1週で迎えた26戦目は、アラ系一般C2ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノカズチから4馬身差の2着に敗北した。
12月25日、中3週で迎えた27戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。
5歳（1994年）
1月7日、中1週で迎えた28戦目は、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。
1月21日、中1週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、C2ロ（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。
2月27日、中4週で迎えた30戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のフジノヤマニンに約12馬身の大差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。
3月13日、中1週で迎えた31戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカゼノモンクスに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
4月9日、中3週で迎えた32戦目は、小田部雪騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。
4月18日、連闘で迎えた33戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエスエムテイスに8馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。
4月29日、中1週で迎えた34戦目は、若葉賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったモルテイーザーから3馬身差の2着に敗北した。
5月16日、中1週で迎えた35戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノヒラリーに4馬身の差をつけて8勝目を掴み取った。
5月23日、連闘で迎えた36戦目は、アラ系一般C2（中津ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のミナミブーケに4馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。
6月25日、中4週で迎えた37戦目は、青葉特別（中津ダート1760m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキタノロックに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
7月30日、中4週で迎えた38戦目は、山国川特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。
6歳（1995年）
3月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（8戦6勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったトップアンドトップから2馬身半差の2着となった。
3月21日、連闘で迎えた40戦目は、アラ系一般C（中津ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（9戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
4月3日、中1週で迎えた41戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったニシケンスリーからアタマ差の2着に甘んじた。
4月16日、中1週で迎えた42戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた43戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（12戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスタカラから2馬身差の2着に敗北した。
5月28日、中3週で迎えた44戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（13戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月10日、中5週で迎えた45戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で尾林幸彦騎手（14戦6勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジキンリュウから1馬身差の2着となった。
7月24日、中1週で迎えた46戦目は、アラ系一般B（中津ダート1620m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で尾林幸彦騎手（15戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のスミノラッキーに4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす
8月14日、中2週で迎えた47戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で尾林幸彦騎手（16戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエスタカラから1馬身差の2着に敗北した。
8月27日、中1週で迎えた48戦目は、アラ系一般B（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で尾林幸彦騎手（17戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のフジキンリュウに1馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす