オンネマトカ（2020年生、母タントタント）

オンネマトカ（2020年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幸せ(フィンランド語)+旅(フィンランド語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゴールドアクター（当時9歳）と交配したタントタントが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。主な勝ち鞍は2022年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2022年）

5月4日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のネオシエルに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月14日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフルールカップ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月10日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

9月21日、中5週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

11月3日、中5週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、2歳M1のジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のフューチャーステップ（水沢ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月18日、中2週で迎えた8戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフォーマルハウト賞（佐賀ダート1400m 雪/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（2023年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳戦のニュースター特別（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のホワイトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のウインタースター特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飛田愛斗騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモーモーレッドを3/4馬身振り切って優勝

2月25日、中2週で迎えた12戦目は、3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で飛田愛斗騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2023年2月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

3月19日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のブライトスター特別（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で飛田愛斗騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のプアラニに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のスプリングスター特別（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で飛田愛斗騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のロトクローバーをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で飛田愛斗騎手（7戦3勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

6月12日、中5週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、3歳（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞のウイナーカップ（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた18戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。18着に終わった。

10月14日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた19戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のリヤンフォルスに1馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

11月6日、中2週で迎えた20戦目は、霜見月賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコスモグングニールに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、長崎街道小田宿特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた22戦目は、長崎街道北方宿特選（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（10戦5勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、サンマルリアンにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、長崎街道塚崎宿特選（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（11戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のエイシンクレモナに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

4歳（2024年）

1月5日、中2週で迎えた24戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、新春賞（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、サイネリア特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（12戦6勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた26戦目は、ミモザ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で飛田愛斗騎手（13戦6勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月2日、中3週で迎えた27戦目は、すみれ賞（佐賀ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飛田愛斗騎手（14戦6勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

4月7日、中4週で迎えた28戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた29戦目は、スイートピー賞（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は飛田愛斗騎手（15戦6勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。