モーモーレッド（2020年生、母テンセイフジ）

モーモーレッド（2020年5月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+赤」。毛色は鹿毛。種牡馬のTalismanic（当時7歳）と交配したテンセイフジが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小葉松幸雄。2022年の九州ジュニアチャンピオンオープ(地方重賞)で2着に入った他、2023年の飛燕賞(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小葉松幸雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、佐賀県馬主会小橋亮太によって352万円で落札された。

池田忠好厩舎（佐賀）へ入厩。

2歳（2022年）

6月12日、デビュー戦は金山昇馬騎手を鞍上に据えて、2歳戦の（ロ）（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。馬体重は487kg。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシゲルオヒアに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月17日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた3戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2022年8月16日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は金山昇馬騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のシリウス特別（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で金山昇馬騎手（3戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のイチノコマチをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の九州ジュニアチャンピオンオープ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金山昇馬騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、イチノコマチにクビ差交わされて2着となった。

10月23日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦のベテルギウス特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金山昇馬騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったミヤノウッドリーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のカペラ賞（佐賀ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で金山昇馬騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた9戦目は、2歳戦のアルデバラン特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金山昇馬騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったアストライオスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2023年）

1月5日、中5週で迎えた10戦目は、3歳オープンの佐賀若駒賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で金山昇馬騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の花吹雪賞（佐賀ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で金山昇馬騎手（9戦2勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のウインタースター特別（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で金山昇馬騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったオンネマトカを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の飛燕賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で金山昇馬騎手（11戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ディーディーデイにクビ差交わされて2着となった。

3月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の古伊万里賞（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で金山昇馬騎手（12戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で金山昇馬騎手（13戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の佐賀皐月賞（佐賀ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で金山昇馬騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、うまかつJC 2nd 第1戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で金山昇馬騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアーテルレクスに2馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

11月5日、連闘で迎えた18戦目は、長崎街道牛津宿特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で金山昇馬騎手（16戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアネロイドを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、サフラン特別（佐賀ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で金山昇馬騎手（17戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のビービークラージュに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、佐賀ウインターダッシュ（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で金山昇馬騎手（18戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

4歳（2024年）

1月7日、中3週で迎えた21戦目は、門松特別（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で金山昇馬騎手（19戦5勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアネロイドに1馬身半の差をつけて6勝目を奪取した。

1月21日、中1週で迎えた22戦目は、サイネリア特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は19戦連続で金山昇馬騎手（20戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホッコーアカツキに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は20戦連続で金山昇馬騎手（21戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったドラムに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた24戦目は、梅見月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で金山昇馬騎手（22戦7勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヴォルゴグラードに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。