エアクラマン（2003年生、母エラボレーション）

エアクラマン（2003年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地名（フランス）」。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時13歳）と交配したエラボレーションが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着3回、地方9戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の燧ヶ岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月23日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

7月15日、中5週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダイワアスカロンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

4歳（2007年）

1月7日、中5週で迎えた7戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた8戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月31日、中7週で迎えた9戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったダイワグラムにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

7月21日、中8週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月26日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（3戦0勝）。17頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

10月13日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（5戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったシンボリユタカオーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大野拓弥騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大野拓弥騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5歳（2008年）

1月19日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたマイネナデシコ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

3月8日、中3週で迎えた21戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

6月22日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

7月13日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（6戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（8戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（9戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた26戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6歳（2009年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熱田特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（10戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るメジロレディーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

5月10日、中1週で迎えた29戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月12日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の姫川特別（新潟芝2400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（11戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた32戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

7歳（2010年）

1月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から21kg増やして迎えた33戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、有明海特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

1月30日、中2週で迎えた34戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、球磨川特別（佐賀ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた35戦目は、唐津湾特別（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で新原健伸騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた36戦目は、五ヶ瀬川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で新原健伸騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた37戦目は、松浦川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で新原健伸騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた38戦目は、由布岳特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で新原健伸騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた39戦目は、九千部山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で新原健伸騎手（5戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた40戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、阿蘇山特別（佐賀ダート2000m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月6日、中1週で迎えた41戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、高千穂峰特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。